第62回アレルギー学会秋期学術大会が大阪国際会議場で、2012年11月29日~12月1日まで開催されました。その雑感をメモしておきたいと思います。あくまで個人的感想です。
2012年12月2日日曜日
2012年10月30日火曜日
喘息とCOPDの鑑別について#1
COPDと喘息の有症率はともに200万人を超えているとされるCommon diseaseです。両者ともに喘鳴を呈し、この両者の区別は時にとても困難です。今回はこれをテーマにしたいと思います。
2012年10月13日土曜日
NHCAPって何だろう?
2011年に呼吸器学会よりガイドラインという形でいきなり登場したNHCAP。ガイドライン中には、Nippon版HCAPとか書いてあったりしますが、今ひとつピンとこない感じがあります。今回はこの話題に挑戦してみます。
2012年10月10日水曜日
2012年9月26日水曜日
癌患者さんの外来診療について その2
Aさんは肺癌と診断されて2年、抗癌剤治療を3rd lineまで施行しましたがPDとなりました。今回癌性疼痛で入院しオピオイドでコントロール可能となりました。在宅への移行を勧めていますが、家族が不安がって在宅を拒否しています。あるいは外来通院しているけど、だんだん元気がなくなってきている。こんなケースについて、書いてみたいと思います。
2012年9月24日月曜日
To Do リストって使ってますか?
To Doリストって、使ってますか? 私は医師になった時にPalmを使い始めて以来デジタルガジェット大好き人間でしたが、To Do管理に関しては駄目でした。しかし、これはデジタルディバイスが駄目と言うわけではなく、その運用において問題があったとここ数年で気付きました。今回は、To Doリストについて書いてみます。
2012年9月8日土曜日
2012年8月15日水曜日
びまん性肺疾患のVATS適応
良く知られているように、IPFとOP以外の間質性肺炎を診断するためには、VATSが必要となります。しかし、実際にはVATSが行われる症例は限定され、当院では年間数人です。今回はVATSの適応について書いてみたいと思います。
2012年7月20日金曜日
GTDを導入しています
GTD(Getting Things Done)をご存知でしょうか? 手帳術についてもそうですが、私達医師は一般職種の仕事術を知らないことが多いと思います。少し前まで、私は複数のプロジェクトを抱え、更に一般臨床に追われて、いろんな事を失念することが増えていました。そんな中で出会ったのがGTDです。
2012年7月9日月曜日
SFCとFBC、それぞれの立ち位置
SFC(salmeterol/fluticasone combination: アドエア)とFBC(formoterol/budesonide combination: シムビコート)はともにICS+LABA配合剤です。2012/6月にシムビコートにSMART療法が追認可されたので、その使用が本格化する前の、2剤の比較をメモしておこうと思います。
2012年7月2日月曜日
IgG4関連肺疾患のメモ的まとめ
IgG4関連疾患は、日本発の疾患概念です。障害されうる臓器が幅広く、なかなか一つの疾患として定義しがたい面もあります。呼吸器内科の領域でも広く認知されるようになってきましたので、自分のメモとしてここに記載したいと思います。
*注 あくまで個人的にとったメモですので、記載ミスや私見が入っているかもしれません。
**注 2012/7/3 内容を若干修正しました。
*注 あくまで個人的にとったメモですので、記載ミスや私見が入っているかもしれません。
**注 2012/7/3 内容を若干修正しました。
2012年6月23日土曜日
2012年6月11日月曜日
びまん性肺疾患での気管支鏡検査の意味
間質性肺炎をはじめとするびまん性肺疾患では、気管支鏡検査でBALとTBLBが必要とされています。そのため、若手の先生は肺癌疑いと同じように気管支鏡検査をオーダーします。逆にある程度経験を積んできたびまん肺に興味のない呼吸器内科医は、画像だけ見て、「間質性肺炎、肺線維症。治療法無し。」と片付けます。一方、検査を受ける患者さんにとっては、BAL+TBLBはつらいモノです。
2012年5月30日水曜日
2012年5月21日月曜日
ハニカムって難しい?
蜂巣肺=ハニカムは、呼吸器内科医であっても難しいと思っている人が多いんじゃないでしょうか。ハニカムと言い切ること=病理組織型でUIP patternと考えるので、特発性であればIPFと診断する事になります。Panther trialの結果や抗線維化薬の登場によりIPFの治療が変化してきていますので、臨床の場でのハニカムの重要度はますます高くなっています。
本邦では欧米に比べてハニカムと診断する基準が厳しいと言われています。また、呼吸器科医や放射線科読影医であっても、びまん性肺疾患に詳しい人ほど慎重になるでしょう。ある権威はハニカムだといい、別の権威はハニカムとは言えないとしたりする。そんなことが良く起こるのです。
本邦では欧米に比べてハニカムと診断する基準が厳しいと言われています。また、呼吸器科医や放射線科読影医であっても、びまん性肺疾患に詳しい人ほど慎重になるでしょう。ある権威はハニカムだといい、別の権威はハニカムとは言えないとしたりする。そんなことが良く起こるのです。
2012年5月14日月曜日
スライド作成にマインドマップを使ってみた
マインドマップって、聞いたことがある方も多いと思います。もう使ってるよ!って言う方にはこの記事は不要ですね。
マインドマップとはトニー・ブザンという人が開発した思考整理法+記録法みたいなモノです。原著をみると、本当に色々なことに応用可能のようです。1年ほど前から、これを仕事に取り入れようとしています。今回、呼吸器学会総会でのポスター発表についてマインドマップ(もどき)を作り、
2012年5月9日水曜日
Outpatients
私の、2012年1月から3月までの、外来での診察患者さんの統計を取ってみました。
3ヶ月間でののべ診察数 865人
外来1回あたり、36.0人
この数字は、他の先生方と比べると少な目かもしれませんネ。(自分ではがんばってるつもりですが)
さて、次にカテゴリー別で見ると、
3ヶ月間でののべ診察数 865人
外来1回あたり、36.0人
この数字は、他の先生方と比べると少な目かもしれませんネ。(自分ではがんばってるつもりですが)
さて、次にカテゴリー別で見ると、
2012年5月8日火曜日
良性疾患のSedation
緩和ケアが注目され始めて時間が経ちました。今では、分野を問わずとても大切なジャンルとして確立していて、ここ数年は厚労省もその普及に力を入れています。
しかしながら、その対象は主に悪性疾患の患者さん達です。確かに、化学療法や放射線治療などの効果が期待できなくなった患者さん達に、まだ私達が出来ることがあると力強く宣言するのはとても良い事だと思います。
しかし、良性疾患であってもとても予後の悪い疾患患者さんに対して、私達は何をしてあげられるのでしょう?
しかしながら、その対象は主に悪性疾患の患者さん達です。確かに、化学療法や放射線治療などの効果が期待できなくなった患者さん達に、まだ私達が出来ることがあると力強く宣言するのはとても良い事だと思います。
しかし、良性疾患であってもとても予後の悪い疾患患者さんに対して、私達は何をしてあげられるのでしょう?
2012年5月5日土曜日
皮膚筋炎のRP-IP
つい先日、総合内科の先生から質問されたので、この話題をエントリー。
まず言葉について。RP-IPとは急性に経過する間質性肺炎のことで、病理組織はDADの他にもOPやNSIP、更にはocult UIP-aExも含まれるでしょう。それに対してAIPはDADとイコールです。急性経過の間質性肺炎で組織型を確定できることは稀なので、RP-IPという“くくり”を作ったわけです。
皮膚筋炎はRP-IPを引き起こす代表的な疾患ですが、その際の病理はDAD、ALI、NSIP、OPです。(このあたりに関しては、またいずれ私見をアップします) これらは治療反応性が違うので、RP-IPとはいっても予後予測に関しては何の情報もありません。
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