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2013年12月31日火曜日

吸入指導はなぜ必要か

今年最後の記事として、吸入指導を取り上げます。この話題はとても1度では語れませんが、今回は吸入指導がなぜ必要かと言う点を語りたいと思います。

2013年11月30日土曜日

アレルギー学会秋季大会2013 雑感

2013年11月28日〜11月30日 日本アレルギー学会秋季大会が開催されました。いつもの様に雑感をメモします。

2013年10月20日日曜日

間質性肺疾患研究会 ARS抗体陽性間質性肺炎の雑感


10/11に間質性肺疾患研究会が開催されました。今回のテーマは「抗ARS抗体陽性間質性肺炎」でした。その会に参加しての雑感をメモします。

2013年9月3日火曜日

抗MDA5抗体(抗CADM140抗体)陽性例についての私見

これまで、このブログでも抗CADM140抗体と書いてきましたが、今回から抗MDA5抗体と統一したいと思います。この自己抗体は現在東海大学の佐藤慎二先生によって、CADM(= clinically amyopathic dermatomyopsitis)症例から同定され、抗CADM140抗体と名付けられました(Arthritis & Rheumatism 2005;52:1571)。その後、対応抗原がMDA5(melanoma differentiation-associated gene 5)と判明し、抗MDA5抗体と呼ばれる様になっています。

2013年8月30日金曜日

Generalist or Specialist ?

先日読んだとあるビジネス本に以下のような文章がありました。
”器用にあらゆる分野で「そこそこできるようになっても」、どの分野にも「ものすごくできる人」がたくさんいます。その結果、色々なことに挑戦した挙げ句、どの分野でも、当落線上でさんざん苦労するはめに陥ります。”
最後の部分が私達の仕事に当てはまるかどうかは分かりませんが、文章の言わんとしていることは正しそうです。

2013年7月31日水曜日

抗ARS抗体陽性例についての私見

ARS抗体症候群(anti-synthetase syndrome)とは、筋炎症状、間質性肺炎、発熱、レイノー症状、関節痛、メカニックハンドを特徴とした、抗ARS抗体陽性例をさします。(Targoff IN, Rheum Dis Clin North Am 1992;18:455-482 前回も書いたように抗ARS抗体には現在8種類知られています。全てアミノアシルtRNA合成酵素を対応抗原とした自己抗体であることが共通しています。

2013年7月26日金曜日

皮膚筋炎の自己抗体

 膠原病の診断は、私達シロウトには難しいものです。皮膚所見もとても重要なのですが、全ての皮膚科医が皮膚筋炎に精通しているわけではありません。そこで私達はどうしても自己抗体に頼りがちになります。皮膚筋炎の自己抗体として有名なのが、抗Jo-1抗体です。これは商業ベースに乗っているので、保険診療で測定可能です。最近は耳慣れない自己抗体名を目にする機会も増えましたので、頭の整理をかねて書いてみます。

2013年6月21日金曜日

第36回呼吸器内視鏡学会総会 雑感

平成2562021日に、さいたま市で第36回呼吸器内視鏡学会学術集会が開催されました。例によって、参加してみての雑感を残しておきます。

2013年6月10日月曜日

シングルタスクって難しい

私は基本的に先送り人間です。日々新しいタスクが入ってきて、時々面白いアイディアを思いつく。思いついた瞬間はエネルギーにあふれ、どんどんはかどりますが、時間とともに速度は落ちていきます。そしてちょっとした問題にぶつかった時、他の目新しいタスクにエネルギーを注いでしまうのです。

2013年5月27日月曜日

2013年4月28日日曜日

VATS病理コンサルテーションは大切です


典型的IPFOP以外の間質性肺炎の診断には、VATSなどの外科的肺生検が必要とされています。しかしこの病理診断は非常に難しいようです。VATSの検体を肺病理専門医へコンサルテーションしないケースはそれほど多くないと思いますが、やはりすべきです。今回はその話題について書きます。

2013年4月23日火曜日

呼吸器学会総会2013雑感

2013年4月19日~21日の3日間、東京で日本呼吸器学会総会が開催されました。その雑感をメモとして書きます。

2013年4月7日日曜日

喘息とCOPDの鑑別 #6 まとめ


これまで両者の鑑別について下記の4つに分けて私見を述べてきました。
  3. 胸部CT
  4. 治療可逆性
そして最後にまとめをしたいと思います。

2013年3月27日水曜日

喘息とCOPDの鑑別 #5 治療可逆性


喘息は治療によって改善する疾患であると、アレルギー学会のガイドラインでも、GINAでも書かれています。一方、COPDは可逆性が少ない疾患であると理解されています。この両者の鑑別として、最後に治療可逆性について述べてみます。

2013年3月6日水曜日

Weekly Summaryは週次レビューなんだ

月が変わってローテーターから患者さんを引き継ぎました。彼はかなり忙しかったので、Weekly Summaryが書けていませんでした。その結果でしょうか、その患者さんに対する治療は停滞していました。そこから、ふと週次レビューとWeekly Summaryが同じ性質をもつものだと、初めて気づきました。

2013年2月20日水曜日

喘息とCOPDの鑑別 #4 胸部CT


COPDの診断にCTは必要ありません。COPDSpirometoryによって診断され、画像によって診断される疾患では無いからです。にもかかわらず、COPD診断に胸部CTはしばしば利用されます。今回はCTを取り上げてみます。

2013年2月8日金曜日

私達はコーディネーターなんです

流通ジャーナリストの金子哲雄さんの「僕の死に方」を読みました。若くして肺カルチノイドで亡くなられた氏が、その思いを綴ったものです。マスコミで人気のあった氏の早すぎる、そして突然の訃報で、一躍「肺カルチノイド」が有名になりました。

2013年1月26日土曜日

喘息とCOPDの鑑別 #3 アレルギー素因

気管支喘息は慢性好酸球性炎症で、COPDは好中球性炎症とされていることは、#1で述べました。この点から喘息とCOPDの鑑別を考えたいと思います。

2013年1月3日木曜日

All for patients

新年の始めは、心構えについて書きたいと思います。
私は医師となって働き始めた初日に、「患者さんのためになる医師になろう。」と単純に思いました。それ以後この考えは私の基本となり、悩んだときにはいつもこの基本に戻って考えてきました。

2013年1月1日火曜日

明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

更新が滞っていますが、これからも次代の呼吸器内科医へメッセージを伝えたいと思います。
テキトーなこと書いてますので、ご意見等ありましたら是非是非コメントお願いします。

本年もよろしくお願いします。